from 須藤 晃(音楽プロデューサー)

この戦いから生まれてくるであろう作品がたくさんありますね、これからも。普通はプロデューサーとアーティストというのはもう少しクールな関係で、期間限定で一緒に作業をするケースが多いんですが、いろんな理由で僕と馬場さんはホットでした。(というかホットです、今も)というのも僕は音楽には絶大な愛と尊敬を持っているんですが、音楽を取り巻く環境にはうんざりしているところがあって、まあ絶望はしてなかったんですが失望はしてました。そんな時に馬場さんと出会い、なんだか毎日音楽やアートや文学という河にぼんやり釣り糸を垂らして釣れなくても終日川辺にいるという生活を送りがちな自分に、また情熱が湧いたんですね。そういう意味ではこの仁義なき戦いは僕にとっては大切な場でした。なんだか定年退職する親父の言葉みたいですねえ。社内の一番かわいい娘から花束もらって、拍手で送られそうですが、ちょっと待った!この戦い、まだ決着はついてない。手打ちってことですが、いつかまた戦いを始める予感がしますね。馬場さんが逃げなきゃ。安心してください。僕は追いかけないので、馬場さんが僕の方に向かって銃口を向けたとたんに言葉の速射砲が飛んでいきますよ(笑)。世の中が情報が多いわりには何が起こっているのか真相が見えにくい時代なので、こうしたコーナーはとても有意義じゃないかって思います。少なくても作品に対する愛着は強くなるでしょうし。平凡という言葉で象徴される時代の中枢を僕らが歌で表現しようとしていることは、伝わっていると信じたいです。本当にここに書いていることのリアクションが全くじかに感じられなかったので、ファンクラブで応援メッセージを読んだ時はうれしかったですね。これも感謝の言葉をここで書いておきます。仁義なき戦い、貴重な時間でした。馬場さん、この場所でまた逢う日まで。

2012.06.25 11:11

 from 馬場 俊英(シンガーソングライター)

「EP1〜平凡」の特設ページ内で3ヶ月に渡って繰り広げさせていただきましたこの抗争「仁義なき戦い」ですが、EP2のリリース時期を迎えて手打ちとなります。須藤さんには多大なお手間をいただきましてありがとうございました。僕は音楽作品を発表するという本業があるのでこういうテキストはその補足みたいな部分がありますが、須藤さんのような立場の方は僕らみたいな者に言葉で影響を与えて作品を引き出していくことも本業のひとつで、言葉そのものが金言であり生き様なので、こういうところで延々とこうしたやり取りを続けさせていただいてよいものかと途中からは迷いもありました。でも会話とはまた違うやり取りも生まれて面白かったなあ。対面しての会話はLIVEじゃないですか。相手との間合いや呼吸のタイミングもあって。表情や受け取り方の印象などに影響を受けながら進むので思ったような展開にならない時もあるし言いたいことが言えないこともある。話術の巧みな人と話していると絶妙に論点がすり替えられて知らぬ間にどこかに誘導されていったりなんかもして後になってタヌキに化かされたような気分になったり。でも文章はある程度の区切りまでは自分の思うように書き進められますから表現としては良さもありますね。音楽活動の中で大事だと思うのは環境面。心に風を送り込んでくれる人とどれだけ出会えるか。一緒に悩んでくれるのは制作スタッフ(というか楽曲作りは須藤さんと2人だけですが)、選び決めるのは自分、そしてそれが何であったか、どういうものであったかという答えを教えてくれるのはお客さんでありリスナー。そこに仁義がないかあるかは別として、人や現実と接することはつまり自分自身との戦い。だから負けられない。ダメな自分を認めることは辛いけれどそれを乗り越えてその向こうに夢を描きたいです。そして、そのすべての御礼というかお返しとして、自分の音楽で誰かの心に風を送り込みたいです。強い風。優しい風。心地良い風。目をさますような風。すべての風がいつか、音楽を聞いてくれた方の明日への追い風となっていったら、、、。アクセスをしてくれたみなさんありがとうございました!コメント欄などは作りませんでしたのでここに書いた文章への反応をいただける機会はほとんどありませんでしたが、ページへのアクセスは多数いただいていたようです。感謝。アーカイブは残しませんがあしからず。EP2にご期待ください。かなりいいですよ(本当)。最後、須藤さん宜しくお願い致します。

2012.06.25 08:08

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プロフィール
1967年3月20日生まれ
1996年メジャーデビュー
2000年より自主レーベルでの活動に移行、ライブ活動を中心とした地道な活動が実を結び大阪を中心にブレイク。
2005年メジャー再始動
2007年紅白歌合戦に出場「スタートライン〜新しい風」を歌う。
デビュー15周年を迎えた2011年、音楽プロデューサー須藤晃と出会い、共に制作活動をスタート。

プロフィール
音楽プロデューサー・作家
1952年8月6日 富山県生まれ
1977年東京大学英米文学科卒業後、CBSソニー(現SME)入社
1996年より(株)カリントファクトリー主宰
言葉(歌詞)にこだわったプロデューススタイルでメッセージ性の 強い作品を生み出し続けている。